退位礼正殿の儀(退位の儀)の場所や時間!内容や出席者は?

2019年4月30日に天皇陛下が退位されることに伴い、退位の儀式が行われますね。正式には、退位礼正殿の儀(たいいれいせいでんのぎ)。

その退位の日の行事が行われる場所や時間と、何が行われるのか内容や参列者(参加者)について調べてみました。

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退位の議の時間や場所は?

退位の議が行われる場所は、皇居の「正殿松の間(せいでんまつのま)」という所です。

そして時間は夕方の5時(17時)から開始です。場所はこちらの図がイメージとして分かりやすいと思います。(10月22日に行われる即位礼正殿の儀も同じく正殿松の間)

退位の儀の場所

出典:時事通信

正殿棟には、松の間・竹の間・梅の間があり、次のように行事によって使い分けられているそうです。

正殿松の間
・新年祝賀の儀
・信任状捧呈式
・親任式
・認証官任命式
・勲章親授式
・講書始の儀
・歌会始の儀
など主要な儀式に使用

正殿竹の間
・ご会見
・ご引見
・その他の儀式・行事に使用

正殿梅の間
・皇后誕生日祝賀
・皇后ご引見
・その他の儀式・行事に使用

出典:宮内庁

退位の儀、皇太子殿下が即位のあいさつを述べられる「即位後朝見の儀」は主要な儀式にあたるので、松の間で行われるようですね!

退位礼正殿の儀とは?

礼正殿の儀は、別名で「退位の礼」とも呼ばれます。

今上陛下(きんじょうへいか)が退位される際の国事行為として行われる式典です。

今、在位中の天皇陛下のことを「今上陛下」と呼びます。明仁(あきひと)親王ですね。

5月1日(令和)からは、皇太子殿下が「今上陛下」となられます。徳仁(なるひと)親王ですね。

ちなみに令和になったからと言って、平成時代とはまだ言いません。

明治時代・大正時代・昭和時代のように呼ぶのは陛下が崩御(ほうぎょ)された後ですので、まだまだご健在の限りは、平成時代というのは誤りになります。

なので、令和時代と呼ぶのも間違いです。

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退位の儀の内容は?

退位の儀は4月30日の17時から行われます。

儀式というだけあって、長時間に渡って行われそうなイメージがありますよね?

でも、この儀式は「10分間」です。かなり意外だと思いますが、17時10分には終了予定なんです^^;

儀式の中身として、安倍総理が国民代表の辞を述べ、天皇陛下がおことばを述べるので10分で終わるの!?って思ってしまいますが、この短時間の間に厳粛な儀式が行われるようです。

明仁親王の公での最後のお言葉なので、耳をかっぽじって聞いてなきゃいけないですね^^;

退位の儀の具体的な日程は次の通りです。

16時40分:参列者が「春秋の間」に集まる

16時45分:皇族が皇族休所に参集される

17時00分:天皇陛下、皇后陛下が「正殿松の間」にお出ましになる

仕える者(侍従)が神器を捧げ持ち、皇族の方々が加わります。
侍従が奉安(尊い物を安置)する。

そして、安倍総理が国民代表としての辞を述べます。

次に天皇陛下がおことばを述べたのち、天皇皇后両陛下がご退席され、退位の儀は終わりです。

退位の儀の参列者は?

参加者の人数は338人のようです。

三権の長、自治体の代表が参加。

  • 内閣総理大臣
  • 国務大臣
  • 内閣官房副長官
  • 副大臣および内閣法制局長官
  • 衆議院議長
  • 最高裁判所長官
  • 都道府県知事の代表及び都道府県議会の代表
  • 市長の代表及び市議会の代表
  • 以上の者の配偶者

が参列者の範囲として定められています。

338名とはすごい人数で驚きですね^^;

わずか10分間の出来事なので、テレビを注視しなきゃいけないですね!

以上、退位礼正殿の儀(退位の儀)の時間や場所についてお伝えしました。

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